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研修会開催報告

2009年度総会・第5回研修会(2009年6月27日)

2009年06月27日

 6月27日、「2009年度総会・第5回研修会」を開催しました。

 今回は「新型インフルエンザ」というタイムリーな研修テーマということもあり、過去最高となる208名ものたくさんの方に参加していただき、新型インフルエンザへの関心の高さを感じました。

 第一部は、新潟県新型インフルエンザ対策委員会委員長でもある鈴木宏氏から「新型インフルエンザ対策」の専門的な立場より非常に参考となる基調講演をしていただき、参加者も大変興味深く聞き入っていました。

 第二部は、行政の立場から山﨑理氏(新潟県福祉保健部健康対策課長)、医療の立場から渡部透氏(新潟県医師会副会長)にお話をしていただき、それぞれどのような方針であるか、また、どのような体制を組んでいるか等の情報を提供していただきました。


予想を超えるたくさんの方が参加しました


右から渡部透氏、鈴木宏氏

第三部のシンポジウムは、様々な業種の事業場の担当者にお越しいただき、各事業場での考え方と準備状況を発表していただきました。どの事業場でも危機感を持ち対策を検討をされているようでした。中には、マスク装着を義務付けた場合に体調不良の従業員が多い事業場だと敬遠されるのではないかと心配する声も聞かれました。

 また、興研株式会社、セコム上信越株式会社、ミドリ安全株式会社、荏原実業株式会社、株式会社ホギメディカル、大塚製薬株式会社にはインフルエンザ対策用具の展示に協力していただきました。休憩時間になるとフロアに出てきたたくさんの方が展示をご覧になり、展示していただいた企業の担当者は、対応と説明に追われていました。


参加者はインフルエンザ対策用具の説明にも真剣に耳を傾けていました


シンポジウムに参加していただいた皆様。右から、笠松忠一氏(東北発電工業株式会社 事務グループ課長)、今井浩氏(都タクシー株式会社 営業部長)、長尾博昭氏(イオン株式会社 リスク管理担当)、小菅吉則氏(亀田製菓株式会社 総務課長)

研修会開催報告

第4回研修会(2008年12月13日)

2008年12月13日

 12月13日、『新潟産業保健研究会第4回研修会』を開催しました。(於:新潟県医師会館)今回は、102名の方からご参加いただきました。

 今回の研修会のテーマは、『メンタルヘルス対策』であり、第1部が事例検討、第2部が基調講演でした。テーマとの関係から、今まで以上に、産業カウンセラー、労務担当者等の参加が多く見られました。

 第1部の事例検討は、「職場復帰支援事例」で、後藤雅博氏(新潟大学医学部保健学科教授)の進行とコーディネートにより、参加者を10名のグルプに分け、グループリーダーの進行のもと、①うつ病にり患した要因、②産業保健関係スタッフが関与した評価すべき点について討議し、結果を全てのグループの代表者にご発表いただき、コメンテーター(産業医:安藤武士氏(東日本旅客鉄道会社新潟支社)、精神科医:福島昇氏(新潟市こころの健康センター所長)、産業看護師/保健師:日野ゆう子氏(富士通コミュニケーションサービス)、産業カウンセラー:金子美貴子氏(日本産業カウンセラー協会上信越支部)、企業担当者:星野孝志氏(日揮触媒化成))を加えて意見交換を進める方法で行われました。

 

 
コーディネーター後藤雅博氏


グループ討議風景

 メンタスヘルス対策は、現下の産業保健において最重要課題のひとつであり、各グループでは、熱心な議論が展開されていました。また、コメンテーターとの意見交換の過程で、それぞれの立場の抱える問題点が浮き彫りになるとともに、連携の重要性が再確認されました。


コメンテーター(右から)安藤武士氏、福島昇氏、日野ゆう子氏、金子美貴子氏、星野孝志氏


代表者による討議結果発表

 第2部の基調講演は、「職場のメンタルヘルス~連携の実際~」(講師:メンタルクリニックみさと所長 精神科医師 天笠崇氏、司会:新潟県労働衛生医学協会 松原統氏)で、明快、かつ、熱意あふれる語り口とともに、講師の豊富なご経験に基づき、職場復帰支援プログラムの策定を始めとする種々のご提言をいただきました。


講師 天笠崇氏

※基調講演の講師の交替に伴う研修会開始時刻等の変更のご連絡に不徹底があったことを深くお詫び申し上げます。(新潟産業保健研究会事務局:新潟産業保健推進センター)

 
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第2回研究会総会・第3回研修会(2008年6月21日)

2008年06月30日

 去る6月21日、新潟県医師会館で、『新潟産業保健研究会第3回研修会』が開催されました。新潟県における産業保健の一層の発展と充実を図ることを目的とした本研究会も、創設2年目を迎えました。今回は122名の方からご参加をいただきました。

 今回の研修会は、第1部が講演、第2部が事例検討(「熱中症」)でした。

講師 大久保靖司氏
講師 大久保靖司氏

会場風景
会場風景

 第1部の講演は、「安全衛生委員会で産業保健活動を元気にする」(講師:東京大学保健センター准教授 東京大学産業医 大久保靖司氏、司会:新潟青陵大学教授 中平浩人氏)で、ご経験に基づく、産業医としてのありかたや産業保健活動の活性化について、種々のご提言をいただきました。

 その後、「第2回新潟産業保健研究会総会」が行われ、発足後1年間の研修成果、収支等の報告がなされました。

 第2部の事例検討である「熱中症」は、(コメンテーター:①新潟産業保健推進センター所長 興梠建郎氏、②新潟市民病院 救命救急センター副センター長 廣瀬保夫氏、司会:新潟県労働衛生医学協会 松原統氏)のもと、参加者を9~10名のグループに分け、熱中症事例について討議を行い、結果をまとめてグループの代表者に報告をいただき、コメンテーターを加えて意見交換を進める方法で行われました。

総会進行 松原統
総会進行 松原統

 熱中症対策は、焦眉を要するものということもあってか、各グループでは、討議時間が足りないほど活発な議論が展開されていました。また、コメンテーターとの意見交換の過程で、「熱中症の症度分類」の理解が深まるとともに、救急措置の重要性の認識が一層高まりました。

  
コメンテーター廣瀬保夫氏と興梠建郎氏 (それぞれ右から二番目、三番目)


熱気あふれるグループ討議風景


代表者による討議結果発表

 
研修会開催報告

第2回研究会総会・研修会(2007年12月1日)

2007年12月30日

 去る12月1日、新潟県医師会館で、『新潟産業保健研究会第2回研修会』が開催されました。新潟県における産業保健の一層の発展と充実を図ることを目的とした本研究会ですが、県内外から76名のご参加をいただきました。
 今回の研修会は、2部形式で、第1部が事例検討(最近困った産業保健事例)、第2部が講演でした。

 第1部の事例検討(座長:中平浩人氏(新潟青陵大学教授)、野口美代子氏(新潟県労働衛生医学協会、産業看護職))は2題で、いずれもグループ討議で行われ、前半は、「防塵マスクの問題事例と使用法のアドバイス」(プレゼンター:長沼毅氏(新潟県労働衛生医学協会、労働衛生コンサルタント) コメンテーター:石川健彦氏(興研㈱新潟営業所長))で、現場写真を用いた概説のもと、グループ討議に入り、コメンテーターから解説・指導、さらには保護具のデモが行われました。


プレゼンター 長沼毅氏


コメンテーター 石川健彦氏

 また、解説では、岡山産業保健センターの調査研究結果である『石綿飛散が想定される作業現場における石綿作業環境測定とマスク効率に関する調査』が配布され、マスクの適正な着用の重要性が説かれました。)


グループ討論風景

 
配布資料


グループ討議風景

 後半は、「過重労働の医師面接について」(プレゼンター:金子美貴子氏(日本産業カウンセラー上信越支部) コメンテーター:笹川力氏(新潟県労働衛生医学協会会長、認定産業医)、八子円氏(新潟県総務部人事課 健康管理室)、松原統氏(新潟県労働衛生医学協会、新潟市区役所産業医))で、長時間労働者の面接指導制度に係る三つの事例を、分担して活発な討議が行われ、様々な疑問や問題点とともに、制度の取り組みに関する積極的な意見が報告されました。


左から 金子美貴子氏 八子円氏 笹川力氏


グループ討議風景


講師 金井雅利先生

 第2部の講演は、「特定健康診査・特定健康指導と労働衛生」(講師:厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長 金井雅利氏 座長:興梠建郎 新潟産業保健推進センター所長)で、行政の中核におられる講師から、制度の全貌を丁寧に解説していただきました。

 今回の第2回研修会は、グループ討議を行う関係から参加者数に制約を設けざるを得ませんでしたが、前回以上に、時宜に応じた、かつ、実践的な内容の充実した研修となりました。

 
研修会開催報告

第1回研究会総会・研修会(2007年6月30日)

2007年06月30日

 去る6月23日、新潟県医師会館で、『第1回新潟産業保健研究会の総会、同研修会』が開催されました。新潟県における産業保健の一層の発展と充実を図ることを目的とした本研究会ですが、県内外から205名という多くのご参加をいただきました。

 総会では、準備委員会代表の松原統先生より、本会の設立趣旨、規約等の報告、提案がなされ、全て満場一致で承認され、併せて第2回の研修会は平成19年12月1日(土)に開催される旨決定されました。

 研修会では、事例検討として、①「産業保健メンタルヘルスのコツ」(講師 NTT東日本関東病院精神部長秋山剛先生、座長 川室優新潟県医師会産業保健部長)と②「小規模事業場での職場巡視での諸問題の対策」(講師 新日鉄君津(株)君津製作所専属産業医 宮本俊明先生、座長 中平浩人新潟青陵大学教授)が行われ、実践的、かつ、示唆に富む内容の研修となりました。

第1回研究会総会・研修会(2007年6月30日) 第1回研究会総会・研修会(2007年6月30日) 第1回研究会総会・研修会(2007年6月30日) 

第1回研究会総会・研修会(2007年6月30日)

 

 

 
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